「第9回 防災担当者会議:防災講演・体験談を聴く会」を実施しました

2019.03.11 (Mon)

2019年3月11日(月)、第9回防災担当者会議において防災講演会を実施し、協議会会員企業・団体の防災担当者18名(12団体)の皆様にご参加いただきました。

昨年7月の防災講演会では、主に行政の災害対応における情報共有についてお話いただきましたが、今回は「竹芝地区のレジリエンスを考える」をテーマに、国立研究開発法人 防災科学技術研究所 主幹研究員 花島誠人様にご登壇いただきました。

災害を乗り越える力(レジリエンス)は、事前防災力、災害対応力、災害復旧力の合わせ技であること、竹芝地区は火災発生率が少ないため残留地区と認定されており、災害時に「地区内残留籠」となった場合、最低72時間の対応できる備えが必要であること、そして、ポイントとしては、平常時からのリスク・コミュニケーション(災害ハザードを知り、リスク認知の違いを共有すること)と地区が一体となった共助の醸成が重要となることといったお話を頂戴いたしました。

花島様の防災講演に引き続き、協議会会員2名の方に、東日本大震災の際の体験談をお話いただきました。全日産・一般業種労働組合連合会 総務局 局長 斉藤 信之様からは、被災時の状況や心境を交えながら、備蓄品、非常時の情報網、人間関係の大切さ等についてお話いただき、四季株式会社 全国・新都市営業部 ジェネラルマネジメントスタッフ 渡部史剛様には、被災直後の各劇場の状況、お客様対応や地域連携について時間軸ごとにお話いただきました。災害時、業種毎の向き合う状況や課題などについて共有することができ、竹芝地区の防災を考える上で貴重なお話を伺うことができました。

東日本大震災から8年経った3月11日、メディアでも防災について多く取り上げられている中、第9回防災担当者会議を行ったこともあり、担当者の皆様ととともにより深く「竹芝地区のレジリエンス」について考えることができ、とても有意義な会議となりました。

 

<実施概要>
■実施日時
2019年3月11日(水) 16:00~18:00
■会場
鼈甲鮨 BEKKOUZUSHI (イズシチ丸)
■主催
竹芝地区まちづくり協議会
■参加者数
協議会会員18名(12団体)
■内容
1)防災講演会テーマ「竹芝地区のレジリエンスを考える」
講師:国立研究開発法人 防災科学技術研究所 主幹研究員 花島 誠人氏
2)防災担当者メンバーの体験紹介
全日産・一般業種労働組合連合会 総務局 局長 斉藤 信之氏
四季株式会社 全国・新都市営業部 ジェネラルマネジメントスタッフ 渡部史剛氏